クロスウェーブの製品ラインアップ
強固でも小型・軽量、だから施工も簡単
あらゆる環境に適応できる利便性
製品には、土被りと埋設深度の異なる5種類を用意しています。 お客様ごとに異なる雨水貯留施設の設置条件や埋設環境などにも広く対応可能です。最適な製品をご提案しますので、まずは、お気軽にお問い合わせ、ご相談ください。
[製品単品]
[組立て時]
雨水貯留槽としての実績とブランド力
26年の実績で国内シェアが圧倒的!
「クロスウェーブ」シリーズは、プラスチック製ブロック材(再生ポリプロピレン樹脂製)を地下に埋設し、「雨水流出抑制」や「雨水利用」のため、雨水貯留槽や浸透槽を構築するものです。直角交差で積み上げたブロック材は高い空隙率を生み出し、必要十分な貯水量を確保。構造体としても非常に安定しています。
1998年にクロスウェーブを発売以来、公共施設・民間施設問わずご採用いただき、国内での累計施工件数 約14,000件、330万m3におよび、全都道府県普及率97%を達成。プラスチック貯留材メーカーとして、国内随一の実力を有し、海外でもその実績数を確実に伸ばし続けています。
また、国内の自社工場生産により、高品質な製品をご提供しています。
[数値でわかるクロスウェーブの強み]
[国内シェアが明らかに違う!!]
クロスウェーブの累計貯水量と累計施工数の推移(左上)。2024年3月時点で約14,000件の施工実績を持つ。全国都道府県普及率は、97%という圧倒的な採用実績数を記録(右上)。国内では、省庁や企業、各種団体などが多数採用済だ
統合システムで雨水流出抑制施設をご提案
信頼と実績のSEKISUIブランド
多彩な製品バリエーションと、積水化学グループの「ケミカル・ソリューション」とネットワーク、資材調達/販売などのチャネルにより、雨水流出抑制施設を統合システムとして、ご提案や全国規模のご対応が可能です。
積水化学グループは、際立つ技術と品質により、「住・社会のインフラ創造」と「ケミカルソリューション」のフロンティアを開拓し続け、世界の人々の暮らしと地球環境の向上に貢献します。
クロスウェーブ5つのキーワード
コンクリート工法では真似できない
プラスチックならではのメリットが多数
[クロスウェーブのメリットを示す5つのキーワード]
- 空隙率95%を
実現し、
十分な量の
水を貯留可能
- T-25車両の通行に対応
(一般道路を除く)
- レベル2地振動の耐震性。
東日本大震災でも
倒壊事例なし
- 接合部材が不要で、
積み上げは人力のみ
- リサイクル材使用で
環境負荷が少ない
クロスウェーブは、従来の地下埋設式コンクリート工法にはない、特長や導入メリットを持ちます。台風やゲリラ豪雨による大雨でも地下に雨水を効率かつ安全に貯留して流出抑制。河川の氾濫や洪水など、水害による被害を最小にします。
波状形状のプラスチック製ブロック材を90度ずつ交差させ、半分ずらして積み上げること(接合部材不要)でブロック間に高い空隙が確保されながら、堅牢かつ頑強な構造体を構築します。T-25車両通行対応の耐荷重設計とレベル2の耐震性を誇ります。
ブロック材は軽量かつコンパクト設計。そのため基礎工事以外での作業はすべて人力の上、大型重機や特殊車両による作業も不要です。コンクリート工法には不可欠な養生期間が不要なので工期を圧縮することで施工コストの大幅圧縮が見込めます。ブロック材は、環境性に配慮した「再生ポリプロビレン」を使用。耐薬品性・耐水性にも優れ、水の汚染がありません。
積水化学工業から継承・進化を続ける高度なプラスチック成型の技術力とノウハウを活かし、気候変動による大型化する台風や、都市部で頻発するゲリラ豪雨で悩まさる国内でこそ、真価を発揮する雨水貯留施設です。
クロスウェーブの用途と設置場所
学校、病院、消防署、市役所、商業施設など
公共施設や民間施設で雨水貯留槽を採用
流域の都市化とともに多発する台風、ゲリラ豪雨などで雨水が短時間に河川や下水へ集中。また、地下への浸透量増加や、地下水位の低下などによる洪水や道路冠水などの水害が多発し、全国的に統合的な治水対策が求められています。これら治水対策の一貫として「貯留・浸透施設」の整備が、地方自治体や民間を問わず国全体で推進されていて、「雨水貯留槽」を利用し、雨水の流出抑制対策が求められています。
[異常気象による台風多発やゲリラ豪雨などの水害・治水対策の1つ]
都市部のビル乱立や流域の都市化、異常気象などが原因とされるゲリラ豪雨、大型台風などにより、大規模な水害が多発。統合的な治水対策が国や自治体レベルで求められている
雨水貯留浸透施設や雨水貯留槽は、大きな水槽に雨水を一時的に溜め込み、雨水の水量を調整しながら貯留・放水します。大きくわけて「1.オープン式」「2.地下式(浸透型、貯留型)」の2種類があります。
1. オープン式〜プール状の「大きな水槽」をコンクリートで地面または地下に設置し、雨水を貯留
2. 地下(埋設)式〜地面に砕石や砂利、専用材(プラスチック材など)を埋設、その空間に雨水を貯留
ひと昔前はオープン式の雨水調整池が普及していましたが、「景観が損なわれ土地を占有され、評価額が下がる」「子供や動物の転落、不法投棄」「ゴミの腐敗汚染や水質汚染による悪臭発生」など様々な問題点があり、近年ではオープン式より地下(埋設)式の雨水貯留槽や雨水貯留施設へ移行しつつあります。
[オープン式と地下(埋設)式の雨水貯留施設との施工後における地上比較]
オープン式と地下(埋設)式の雨水貯留施設では、特に施工後の景観やメンテナンスの手間・コストに大きく差が出る。土地資産の価値保全に有効であり、環境保全や人身事故、不法投棄の面でも地下埋設式のほうが有利だ
クロスウェーブは、地下埋設式の雨水貯留槽(雨水浸透施設)です。全国の公共施設や民間施設(学校や病院消防署、市役所、病院、マンション、老人ホーム/養護・介護施設、工場、歩道など)の雨水貯留槽として多数採用されています。地下に雨水貯留槽を置き、地上には駐車場や公園を設置できるため、土地の有効活用ができます。